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牛や豚、羊、鶏など農場で生活する動物たちは私たちが思っている以上に賢いのです。
豚は自分の名前を覚えて、犬のように躾ができます。
牛、ヤギ、鶏の生活は複雑な社会があり、その中で私たちと同じように友達がいたりします。

たしかに家畜として飼育されている彼らに対し興味を持ち、どういう生活をして、どういった特性があるかなど考える人はあまりいないでしょう。

しかし、どうせ食べられる動物だし。などという先入観を捨て私たちが日頃接している犬や猫と同じような目線で家畜たちを見てみることで新しい見方が生まれます。



ブタ
近年、ブタの知能が高いという事実は徐々に広まっています。
動物の中では珍しく、鏡に映る自分自身を認識することができたという実験結果があるのです。
この実験は、人間の子供では2歳頃まで、犬や猫はほとんど実験で成功をしないされています。

さらに、ブタはオモチャやボールなどで遊ぶことが好きで、そういった玩具がないと、十分な刺激がなく退屈に感じていまうとのこと。
 
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ウシ
ウシは記憶する能力があります。ただ、顔を認識することはほとんどないが、自分のお気に入りの水飲み場や、放牧地などは方向がどこにあるかなど記憶する力があるのです。

そして、ウシ同士でもその性質が現れており、他のウシと強い絆で結ばれて友情を形成したり、グループを作ったりする習性もあります。
 
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ニワトリ
ニワトリはブタのように賢く、パズルやゲームで遊ぶことができるんです。

みなさんニワトリに愛情という感情が無いだろうと考えると思いますが、実は愛情深い動物で、孵化する前の卵の状態から、卵に話しかけたりすることがあります。孵化するとさらにさらに愛します。

生まれた後、親鶏は社会階層、序列、何を食べればいいのかなどすべてのことを雛鳥に教育していくのです。

雛鳥は生まれて2日目くらいには、モノを認識することができます。
それに比べ、人間の赤ちゃんの場合、認識できるのに6ヶ月程度かかります。
 
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ヒツジ
ヒツジは家畜の中でも賢い動物の一つです。

何よりも驚くべき知性の一例としてご紹介したいのが、顔の認識能力です。ヒツジは他のヒツジの顔をすべて認識することができるのです。
例えば、群れで生活しているとき、一匹でもいなくなれば、どのヒツジがいないのかを認識することができるのです。

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ヤギ
最後にヤギです。
ヤギは私たちを笑顔にしてくれます。そしてそれは可愛らしいだけではなく、知識の表れでもあるのです。

クイーン·メアリーロンドン大学とスイスの農業科学研究所の研究者は、霊長類を対象とした実験を行いました。
それは、パズルを解くことによりボックスに到達して食べ物を手に入れることができるというものです。
その実験でヤギはレバーを使える状態にするためにロープを引っ張り、そしてそのレバーを彼らの歯で上げる。そうしてお菓子をゲットすることにに成功しました。
さらに10ヶ月後に再度同じ実験をすると、もっと手際よく成功することができたのです。
 
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人々は、飼い犬や猫対し愛情をかけ、何かあれば治療したりと人間と同じように扱いますが、農場の動物たちはそのような愛情を注がれることはありません。
彼らは、犬や猫と同じように賢く、忠実なのにです。
我々はもっと、彼ら家畜についてほかの動物と同じように見てあげることも必要なのかもしれません。

参照:onegreenplanet